文化財観賞会へ
2012年 10月 16日
土曜日 素晴らしい晴天に恵まれ
家族全員プラスお友達の利恵ちゃんと
東山区の文化財観賞会に参加しました
今年はNHK大河ドラマの平清盛ゆかりの寺院4ヶ所でした
スタンプラリー形式で自由に巡るシステムで
我々はまず 蓮華王院 三十三間堂 からスタートしました
京都に住んで何十年にもなるのに
誠にお恥ずかしいお話ですが
わたくし生まれて初めての三十三間堂でした
千体の観音像が広いお堂の中にびっっっしり並んで
圧倒される感じで本当にすごいですね
前列の28体の仏像は
躍動感のあるものや非常にインパクトの強いものなど
どれも個性的でかなり興味深く拝見しました
国宝と重要文化財の宝庫です
お堂の中は写真撮影は禁止ですので外観の簡単な画像を載せます
2番目は三十三間堂のすぐお隣の法住寺です
こちらのお寺には親鸞聖人お手彫りの御像が2体もあり
赤穂浪士の四十七士の像も安置され
なんとサザエさんの作者 長谷川町子さんの遺骨も安置されているという
大変盛りだくさんなお寺であります
またこの法住寺ではご住職が今様(いまよう)という
当時の流行り歌を歌って下さいました
後白河上皇はとても歌がお上手な方だったそうです
ちょうどこの観賞会の翌日が
今様歌合せという行事の前日だったそうです
簡単にお昼を済ませた後
寶樹寺へ行きました
ひっそりとした小さなお寺です
このお寺の本堂の薬師如来座像は
源義経の母 常磐御前が
今若 乙若 牛若の3児の生長を祈願した像と伝えられています
常磐御前が大和へ逃げる際
この地の老松の下でしばし雪の降るのを避けたと伝えられているお寺です
その場面を描いた葛飾北斎筆の掛け軸と
円山応挙の弟子 源琦の筆の掛け軸もあります
常磐御前雪除けの松 と伝わる根も展示され
境内にはその折腰かけたとされる石が残っています
最後に 即成院 へ行きました
泉涌寺の塔頭です
入り口を入ると狛犬が威嚇して怒っています
珍しいですね
狛犬の間の奥の像は弘法大師さまです
弘法大師が真言密教の霊場にふさわしい場所を探して各地を巡っていたとき
二匹の犬がどこからともなく現れ
大師を守護して高野山に導いたということです
こちらでは毎年10月の第3日曜に二十五菩薩お練り法要が行われます
ちょうど準備で高さ2メートル長さ50メートルの橋が作られていました
また即成院は那須与一ゆかりのお寺でもあり
与一のお墓といわれる供養塔があります
この観賞会は
各所にボランティアの学生さんがおられ
見どころの解説を聞かせて下さいます
そのお蔭で大変よく理解でき楽しめます
自分がもうちょっと歴史を勉強しておけば
さらに興味深く楽しめた気がして
仏教の事や日本史を勉強したくなりました
とても楽しい秋の一日でした
by keiko-primavera
| 2012-10-16 01:00
| 京都